書評

【書評】中学受験 男の子を伸ばす親の習慣

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こんにちは、トシパパです!

2冊目の書評です。

本のタイトルと出版社は?

【中学受験 男の子を伸ばす親の習慣】青春出版社

 

この本を一言でまとめると?

著者の安浪さんがプロ家庭教師歴20年間の中学受験指導経験をふまえ、さまざまな性差に関する研究成果や報告書を参考にしながら、小学生男子がどのように中学受験に関わっていけばいいかという考えをまとめた本になります。

 

著者の紹介

著者はアートオブエデュケーション代表取締役、算数教育家、中学受験専門カウンセラーの安浪京子(やすなみ きょうこ)さんです。神戸大で教育について学び、関西、関東の大手進学塾で算数教師を担当されていました。2011年に現在の会社の前身となる中学受験算数専門の家庭教師の会社を設立しています。

僕は「アートオブエデュケーション」を知らなかったのでホームページで調べてみました。

アートオブエデュケーションとは?

  • 2011年に設立!2015年に現在の会社へ移行!
  • 本社は東京都渋谷区!
  • 業務内容は「家庭教師の派遣」、「教育に関する商品の企画、製造及び販売」など!
  • プロ家庭教師派遣の通常コースの料金は教師のレベルにより8,000円、10,000円、12,000円/1時間!
  • 中学入試は算数で決まる!という考えで、受験算数に力を入れている!
  • 日本国内で唯一の中学受験専門メンタルサポートチームを編成!

個人的には料金が高くてうちでは手を出せないなぁ、算数だけなのかなぁと思いました。ただ、ホームページの「お知らせ」に××年の家庭教師のご依頼は締め切りました、カウンセリングが満席で受付終了などと書かれており、人気なのかなぁという印象を受けました。

 

なぜこの本を読んだのか?

パパ
理由は3つあるよ!
  1. 男の子に特化した内容が書かれているから(息子のトシが男の子なので)
  2. 著者が長年に渡って数多くの生徒を指導してきており、これまでの経験をふまえて書かれた内容であったから
  3. 著者の考えと学者の研究成果や報告書による内容が区別されていたから

僕は自己紹介でも書いたとおり中学受験の経験がありませんし、子供がまだ年長と年少なので中学受験の知識はゼロの状態です。そのため中学受験をするにあたり、これからいろいろな書籍を読んで情報収集をしようと思っています。

そして2冊目は「中学受験 男の子を伸ばす親の習慣」を選びました。

男の子と女の子では育て方や勉強の仕方に違いがあると考えており、中学受験一般ではなく、男の子に特化した本書に興味を持ちました。また、自分の子供はこう育てた的な内容ではなく、多くの生徒を見てきた著者がまとめた本というのも読んでみたいと思った理由です。もちろん、自分の子供について書かれた本(例えば佐藤ママの本)も興味はあるのですが、まずは大多数にあてはまる基礎的な本から読んだほうがいいだろうとの考えです。

たまに自分の主張と引用がごちゃ混ぜになっている本がありますが、本書ではそれらが区別されており、著者の考えがわかる内容となっているというのもいいなと思いました。

 

この本をどんな人に読んでもらいたいのか?

この本は年長から低学年の男の子を持つ親に読んでもらいたいです。特に中学受験に向けてこれからどういうふうに育てていけばいいか悩んでいる人一般的な受験の本は読んだけど、男の子に特化した本はまだ読んでいないという人におススメの本です。

ちなみに女の子用の本も発売されていますのでお子さんが女の子という方はこちらをお読みください。

 

何が書いてあった?

目次

第1章 中学受験はこんなに複雑

第2章 高学年男子の心の中

第3章 男の子を伸ばす勉強法

第4章 男の子の学校選び

第5章 男の子の親のかかわり方

 

それぞれの章で共感したこと

第1章 中学受験はこんなに複雑

この章は中学受験の基本的なことが書かれています。すでに知っているようなことが多かったですが、中には「大手進学塾のマンモス校舎では上位クラスから先に帰る」という僕にとっては初耳のことも書かれていました。

この章で僕が一番共感したことは、

「男の子は具体的な目標がなければがんばれません」

ということです。

僕自身の経験でも具体的な目標ができてからそのために何をすればいいかを考えて目標を達成してきました。今うちの子供は年長生なので、具体的な目標を持つことはないと思います。

実際に水族館で働きたいと言ったり、パイロットになりたいと言ったり、最近は電車を運転したいと考えがコロコロ変わります。もう少し大きくなって、小学校4年生ぐらいになってきたら、一緒に中学校巡りをして「楽しそうだからこの中学に入りたい」とか「鉄道研究会の活動が盛んなこの学校に入りたい」など、短期的・中期的な目標を持ってもらえたらいいなと思っています。

 

第2章 高学年男子の心の中

この章は女の子と比較したうえでの男の子の特質や考えていることなどが書かれています。著者が女子生徒にクラスでどういう子がモテるか聞いた際、「サピのアルワンの子」と答えたというのは衝撃でした。今はかっこいい子や足の速い子がモテるんじゃないんですね~。

ちなみに僕が子供のころは足の速い子が一番モテていました!

この章で僕が一番共感したことは、

「中学受験は反抗期のスイッチを入れる」

ということです。

僕のところも早くから中学受験に向けて情報収集や勉強を始めています。今は勉強の習慣づけや基礎力をつけるために半ば親の意思で勉強をやらせている面が強いのですが、小学校高学年になっても本人が中学受験の意義を感じず、その結果成績も伸びず、生活態度もおかしくなるということがあれば、そのときは中学受験をやめるときかなと考えています。

そうならないように、早く切磋琢磨して一緒に勉強を楽しめる友達ができたり、第1章で書いたように短・中期的目標を見つけてもらいたいと思います。

 

第3章 男の子を伸ばす勉強法

この章は勉強方法の多様化や予習型か復習型か?など具体的な勉強方法が書かれています。

この章で僕が一番共感したことは、

「算数に時間をかけすぎない」

ということです。

中学受験における算数の重要性は誰もが認めるところであり、著者の安浪さん自身も受験算数の重要性をわかっているからこそ算数専門の家庭教師事業を営んでいるはずです。にもかかわらず、算数に時間をかけすぎないほうがいいケースがあり、その場合どういうふうに勉強すべきかが書かれています。

 

第4章 男の子の学校選び

この章は共学校の特徴や男子校の魅力、大学付属校の落とし穴や部活についてのリサーチの重要性などについて書かれています。

この章で僕が一番共感したことは、

「本来の自分を出して6年間すごせるというのが、男子校最大の魅力」

だということです。

僕の出身県に男子校はなかったのですが、大学の友人や職場の同僚には男子校出身が何人かいました。著者の言われているとおり、皆何事も恥ずかしがらず自分を出して周りを盛り上げることが好きな人たちが多いと思います。

中学、高校に女の子がいるとやはりいろいろと気になって思いっきり自分を出すということは難しいですよね。僕の経験上もそうでした。髪型や服装を気にしたり、席替えが気になったり。。それはそれで楽しかったのですが、男子校の魅力も考えてみる必要がありますね。最終的にはトシが決めればいいと思います。

ちなみに若い頃に男子校で過ごした男の子は女の子との接し方が分からなくなると心配されることがありますが、僕の経験上、男子校出身でも問題はないですね(著者もそのような見解を持たれています)。

 

第5章 男の子の親のかかわり方

この章は中学受験を考える男の子の親の接し方が書かれており、精神面や態度についても書かれています。

この章で僕にとってとても耳が痛かったことは、

「こんなお父さんには要注意」

という内容が書かれたところです。

最近はお父さんも中学受験に熱心な家庭が増えてきており、「その熱心さがかえってダメージを与えてしまう」とも書かれています。他にもここに書かれている内容の多くが僕に当てはまっており、とても耳が痛いです。

それじゃあ僕もトシにあまり関わらないようにすればいいのかというとそうでもないだろうし(トシが何もやらなくなっちゃう)、僕に怯えて勉強するようになったらそれはその時に考えようと思います!

 

本書の結論

どんな結論を説明してくれる本なのか?

著者の安浪さんが長年にわたり中学受験指導を行ってきた経験をふまえ、小学生の男の子が中学受験にどのようにかかわっていくかをまとめた本なので、低学年のうちから具体的にどのような育て方、関わり方をすべきかが書かれている本です。

男の子はこうである、女の子はこうであるという一般的な捉え方はあるけれども、それにあてはまらない子どももいるのでそのときは一般的なケースに当てはめることなく、柔軟に対応することが必要です。

 

この本を読んだ感想?

各章ごとに共感した内容は前述のとおりです。中学受験初心者の僕にとっては、男の子の一般的な特徴というものが理解できました。だいたい一般的なケースに当てはまるのですが、一部わが子特有のこともあると感じたので、その点は柔軟に対応したいと思います。

また、中学受験に関して子供の自主性にも重きを置いているように感じましたので、この点も忘れずに常に意識しておこうと思いました。一方で、僕(お父さん)の熱心さがかえってこどもにダメージを与える場合もあると書かれていましたのでこれも忘れずに意識しておこうと思いました。

 

安浪京子(やすなみ きょうこ)さんの他の著書は?

村上さんは本書のほかに

「きょうこ先生のはじめまして受験算数 数・割合と比・速さ編」朝日学生新聞社、

「中学受験 算数の成績が上がらない理由」インプレスコミュニケーションズ、

「最強の中学受験 『普通の子』が合格する絶対ルール」大和書房

などの著書があります。

 

まとめ

中学受験 男の子を伸ばす親の習慣」は低学年の男の子をもつ、特に中学受験初心者には大変参考になる情報が満載の本です。

 

ありがとうございました!

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